仕事紹介 上級編 対談 担当編集×マンガ家

インターネット発のヒットコンテンツ作りへの挑戦 今までにない発想で、「GANMA!」でしか読めないマンガ作品を生み出していく。

「GANMA!」では、編集者とマンガ家が二人三脚でアプリ上に配信されるマンガ原稿の企画・制作を行なっています。一見、既存のマンガ誌とやり方は同じように見えて、そこには「GANMA!」ならでの発想でヒットコンテンツを作り出すヒミツがたくさんあります。「GANMA!」のマンガ制作の独自性を紹介します。
安田(編集)

「GANMA!」編集部 副編集長
2012年セプテーニグループ入社

あずまたま先生(マンガ家)

「GANMA!」で「ユメクイ」を連載

ジャンルの枠に捉われず、
いろんなことに挑戦できる。
そこに無限の可能性がある。

「GANMA!」編集部との出会いは、長年、私が創作オリジナルマンガを出店していた同人イベントでした。その時、自分の作品を見ていただいて、編集者の方に「ぜひ一緒にやっていきましょう」と言われて、すぐに私もやってみたいと思いました。

当時はまだマンガアプリもできていない頃ですよね。

はい。それまでずっと一人でマンガを作っていましたが、人と一緒に作るということにチャレンジしたいと思っていて…。でも、自分の作品がどのジャンルに入るのかわからなくて、既存のマンガ誌だとどこに応募すればいいのか迷っていたんです。そんな中、「GANMA!」はジャンルの枠に捉われず、いろんなことに挑戦させてもらえるというのが大きな魅力で挑戦しようと決めました。また、「RouteM」というマンガ家支援プログラムがあるのも心強かったですね。

「GANMA!」のマンガ制作の特徴は、マンガ家さんの個性に重きを置いて制作すること。媒体のカラーや特定のターゲット層を狙う既存のマンガ誌とはそこが一線を画するところです。目指しているのは、どんな年代のどんな人でも、「GANMA!」に来たら必ず好きなマンガが見つかるというメディア。だから、今100作品以上のマンガが掲載されていますが、、ものすごくジャンルが多彩。そこに「GANMA!」でしか読めないマンガがたくさん生まれる無限の可能性があります。

編集者は、マンガ家の一番のファン。
それぞれの個性を生かして
ヒット作品を作りたい

安田(編集)

「GANMA!」編集部 副編集長
2012年セプテーニグループ入社

未来のヒットマンガ家の発掘・育成をするとともに、アプリで配信されるマンガ原稿の企画・制作を担当。座右の銘は、「神は細部に宿る」。

リアルタイムで届く読者の声が、作品とマンガ家を大きく育てる原動力に。

初代の編集者の方と一緒に企画して、今も連載中の「ユメクイ」が最初に完成したときは本当にうれしかったですね。

完成するまでには苦労もあったのでは?

もちろん、ボツに近いこともありました(苦笑)。でも、編集者の方に、「ここがわかりにくい」とか、「もっとこうした方がいい」と言ってもらえること自体が貴重で、「確かに」と思えることも多かったし、その一方では、私が曲げたくない部分があると、「それならば、こういう形で残しましょう」と尊重してもらえました。そうして試行錯誤を重ねて生まれた作品は、自分だけの世界で作っていた時よりも格段に、読者向けの良いものになったという実感が得られました。

作品をリリースすると、リアルタイムで読者の感想が見られるのも、「GANMA!」の特徴。「めっちゃ面白い」から「全然面白くない」までいろいろありますが(笑)。読者の声を真摯に受け止めながら作品制作に取り組むことで、作品もマンガ家さんも成長しているのを感じます。

多くの読者に見てもらえること自体が喜びだし、読者の感想がモチベーションにつながって、「早く次の作品を描きたい」という気持ちになるんです。

「ユメクイ」は「GANMA!」スタート時から連載が始まって今も続いている人気作品。「GANMA!」のダウンロード数が10万DLから現在の数百万DLへと伸びていくにつれて、ますます読者も増えてきていますね。

SNSで読者から直接、「読んでます」というコメントをもらったりとか。同人の時代とは反響の大きさが違います。

数多くの読者のみなさんを
身近に感じながら、一緒に
作品を作っていく喜びがあります

あずまたま先生(マンガ家)

 
 

「GANMA!」の人気作品『ユメクイ』の原作・作画を担当するマンガ家。読後、読者の心に残るようなストーリー作りを大切にしている。

インターネット発の特徴をフルに生かして、読者の期待を超えていく。

さて、僕は「ユメクイ」の14話から、あずま先生の担当編集になったのだけど、ここからはどんな風に、僕らが「GANMA!」ならではの強みを活かしてマンガ制作をしているか話しましょうか。

そうですね。私が「GANMA!」で描こうと思ったのは、自己満足の作品は作りたくないと思ったから。読者のみなさんと一緒にマンガを作っていると感じられるのがうれしいです。

読者のコメントを読んで、「今回の話はこの部分が読者に刺さっていたから、次もこういう表現をしていこうか」なんてことを、打ち合わせで話しますよね。

読者も結構鋭くて、「まさか、そんな見方をするとは」とか、「今後の話の展開をそんな風に予想するとは」と驚かされることもしばしば。でも、読者の見方や予想、想像を超えてやるぞと、かえって燃えます(笑)。読者をいい意味で裏切っていきたいですね。

「GANMA!」では、作品の1ページから最後のページまで何人の読者が読んでいるか細かい数字が取れるのも強み。例えば、最初の3ページで30%の読者が離脱している、ということまでシビアに把握できます。「GANMA!」自体が大きく成長中で、1%でも数万人レベルの読者が離れていくということだから大きいんですよね。その1%をどう改善していくか。それもマンガ制作の大事な課題の一つです。最初のページをカラーにすると離脱率が極端に下がるなど、試せることはいくらでもあります。

数字はとても気になります。自分の作品は第三者が読んで面白いものでなければ意味がないと思っていますから。

あずま先生はしっかり数字に向き合って、作品作りに生かしてくれていますね。頼もしい!

自分の作品の読者を広げていく試みとしては、マンガ家同士の交流から生まれたコラボ企画も「GANMA!」らしいと思います。

「この作品の最後に○○先生が描いてくれたイラストが載っています」などと、自主的にコラボしてくれていますね。

お互いの作品の読者層が違っていても、「○○先生から薦められて読んでみたら面白かったです」と言ってくれる読者がいます。

「GANMA!」は既存のマンガ誌と違ってページ数に制限がないから、いつでもさまざまなチャレンジを試せる。それが、僕ら担当編集にとってもマンガ家さんにとっても成長の糧になっていますよね。僕らのチャレンジに読者が反応してくれて、新しい読者が増えていくのがわかるとすごく手応えを感じます。

ヒットへの道。
それは、マンガ家と編集者が密に連携し、
1作品1作品を全力で作ることから始まる。

大ヒットへの道に王道なし。ディテールにこだわり、妥協せずに作品を作っていくことが重要です。それは必ず読者に伝わりますから。たとえば、読者に「今回のここの絵が良かった」とコメントをいただいた時は大抵、「そこ、気合い入れて描きました!」という時です(笑)。

安田さんは、キャラデザイン一つとっても、「こうした方がいい」とアドバイスをしてくれますね。

僕はあずま先生の一番のファン。だから、作品への思い入れが深いんです。大きい章立てが変わる時のストーリーテリングの打ち合わせでは、2日間かけてトータル8時間費やしたこともありましたね。

私の中ではある程度ストーリーテリングは決まっているのだけど、細部があやふやで…。そこを安田さんに突っ込まれた(苦笑)。最終的に「これでいける!」とお互いが納得するまでそれだけの時間がかかりました。

これからも一緒に、1話1話、全力で作品を作っていきましょう。

望むところです。「GANMA!」で描くようになってから、やりたいことは増える一方。ぜひ、チャレンジさせてください!

ユメクイ

大学生「希望天夢(のぞみてんむ)」のもとに突然ユメクイの「ユメミ」が現れた! ユメクイは夢の選択を悩む人間のところへ降り立ち、選択を見届けては夢を食べる神様だと言う。 ユメミと出会い、未来を真剣に生きようとする人々に触れることで、天夢は成長できるのか? 究極の人生選択ファンタジーマンガ!

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