

「GANMA!」のアプリ開発の特徴は、垂直統合型ビジネスモデルの中で、「GANMA!」の世界観を表現することを目指して、自分たちが実現したいアプリを追求できること。企画チームと開発チームが連携し、ユーザーの声も身近に感じながら、自由度の高い開発を推進しているアプリ開発の現場を感じてください。
福西(プロダクトオーナー)
2006年セプテーニグループ入社
寺坂(エンジニア)
(株)セプテーニ・オリジナル 開発部
2014年入社
自分たちが実現したいアプリを
とことん追求できる。
それが、垂直統合型ビジネスモデルの魅力。
「GANMA!」サービスが開始以来、これまで、目次ページのリッチ化、マンガページの高速化、広告マネタイズ…など機能ごとにメジャーアップデートをしてきました。受け入れてもらえるだろうかとリリースの度にドキドキしていますが、ユーザーの皆さんには期待以上に評価してもらえていると感じています。
開発チームの立場から言うと、すごく恵まれた開発環境だと感謝しています。プロダクトオーナーは通常、「早く作りたい」というのがあって、じっくり作りたい開発チームとそこで衝突するケースが多いんですけど(苦笑)。福西さんはとても理解があって、僕らが「これだけの時間がかかります」と言えば、ちゃんと考慮してくれて、その上で開発の優先順位を決めてくれますね。
それは、開発・販売・制作・運用まで自社完結する垂直統合型のビジネスモデルだから可能なこと。自分たちが実現したいアプリを自分たちの考えでとことん追求できるのが魅力です。「GANMA!」サービスは、「GANMA!」の世界観がすごく出ていると思う。
機能面でいうと、イラスト投稿があるのが他とは違います。イラストが得意なユーザーさんが投稿して、他の人がそれを見てハートマークをつける機能があって。このハートマークのアニメーションの動きは、僕らから提案して、福西さんと相談しながら決めていきました。これは一例ですけど、このように、「こうした方がいい」という提案をキャッチしてもらえて、いろんなことが挑戦できるのがうれしいですね。

偶然見かけた人たちが「GANMA!」を
読んで笑っている。その実現に向けて、
アプリの進化を追求していきたい
福西(プロダクトオーナー)
2006年セプテーニグループ入社
「GANMA!」サービスのプロダクトオーナー。「昔、マンガって紙だったんですか」そう驚かれるくらい、マンガの構造そのものをがらりと変えたいと考えている。
企画チームと開発チームが
連携してシナジーを発揮し、
適切に課題を解決していく。
今までもこれからも、「GANMA!」サービスを、安定性はもちろん、最大限品質の良いものにしていくことが僕らのミッション。開発チームは、組織面においても個々のスキルにおいても、より良いアプリ開発へ向けたレベルアップに日々取り組んでくれていて、僕としては心強いし刺激をもらっています。企画ももっと頑張らなければと。
僕らは技術的な知識はありますが、業界に関する知識は不足気味。福西さんには、世の中のトレンドや情報をシェアしていただいていて、その情報収集力には頭が下がります。
光栄です(笑)。お互いに力を出し合って、シナジーを発揮していきましょう。現状でも及第点は取れていると思いますが、まだまだ課題はたくさんありますから。でも、課題がたくさんあること自体が大事だとも思っています。実は、ある機能がほしいというユーザーの声がたくさん届いていて、作る必要があるんですが、拙速で企画しても仕方がないとも考えています。「GANMA!っぽい機能にした方がいいのか?」「まだ、世の中にないというような機能にフォーカスして作った方がいいのか?」、もっと言えば、「そんなにその機能って必要なのか?」とか。今、いろいろと模索中です。
僕が感じている課題は、まだまだ開発のスピード感が足りないということ。そのために今、チームを作り変えて、より効率的に開発できる体制を作ろうとしています。また同時に勉強会を実施するなど、個々のメンバーが学ぶ環境も整えています。
安定性がある上で、開発スピードは早いに越したことはありません。企画を固めるまではある程度時間をかけなければいけませんが、やると決めたら早くリリースできた方がいい。より早くユーザーに僕らが実現したいサービスを届けられるわけですから。

「GANMA!」サービスに対して愛着が
持てるからこそ、モチベーションが高まり、
アプリ開発に力が入ります
寺坂(エンジニア)
(株)セプテーニ・オリジナル 開発部
2014年入社
「GANMA!」サービスの開発メンバー。今後の目標は、UX(ユーザー・エクスペリエンス)を向上させていくこと。その目標に向けての課題は尽きない。
大切なのは、「GANMA!」の世界観を
表現したアプリにしていくこと。
僕はさっきから、「GANMA!」の世界観と言っていますが、それってまだしっかり定義しきれていないんです(笑)。僕が思うに、「GANMA!」の世界観の根底にあるのは、「インターネット発の未来のスターマンガ家を支援・育成していく」という僕らのビジョン。だから、マンガ家にとってマンガアプリが最大限良いものである必要があると考えています。たとえば、特定のマンガしか読まれないようなアプリにはしたくない。そのためにランキング機能よりパーソナライズ機能を工夫しています。
なるほど。そういったこだわりが企画の中に含まれるのは素晴らしいことですね。僕らとしてもそれがあるから、「GANMA!」サービスに対して愛着が湧いてきます。そして、自分たちが作っているものが「GANMA!」の世界観としてユーザーに喜んで受け取ってもらえると思うと、モチベーションが高まります。

マンガのスタンダードとなる日を目標に、
さらなるアプリの進化を。
おかげさまで、今、僕らのマンガアプリは、アプリ全体の中でも高い評価をいただいています。それは、ユーザーの声にきめ細かくスピーディに応えて、しっかり改善してきた結果だと思います。ユーザーからの障害報告に対応して、障害の改善を最優先してきましたから。それで、「GANMA!」は細かいところまで対応してくれると信頼性が高まりました。
全面的にリニューアルしたことで、安定性もぐっと高まりましたね。数年前、アプリが動かない状態が頻発していたのが嘘のよう。
だけど僕は現状に満足しているわけではありません。登山に例えると、まだ一合目、二合目に差し掛かったところだと思っています。かつては、電車の中でマンガを読んでいる人が一車両に5人程度はいて、網棚にもマンガがあったように、車両に「GANMA!」を見ている人が溢れる状態になるのが五合目。これが達成できたら、次は世界へとなる。「GANMA!」がマンガのスタンダードになるまで、まだまだやるべきことはたくさんあります(笑)。
ついていきます。そのためには新しいテクノロジーを積極的に取り入れ、いずれはそれをも超えていく気概が必要ですね。わくわくします。

